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 有田焼について
有田焼 肥前(佐賀県)

日本における磁器の最高峰、磁器=有田焼の代名詞、やきもののブランドである。多くのデパートなどでの販売でも有田焼が一番人気で、同じ肥前の国であることから長崎県の波佐見焼も有田焼として販売されていることが多く見分けをつけることは難しいが価格の安いものが多い。有田焼は、文禄慶長年間秀吉の朝鮮出兵のおり多くの陶工達を連れ帰り、その中の長である李参平が有田泉山で陶磁工を発見し磁器を焼いたのが始まりであるが、有田には港がなく近くの伊万里港からたくさんのやきものが海外へ出荷されたことから伊万里焼とされていた。「有田の赤」と言われるように白地に綺麗な赤絵の模様は柿右絵門(現在14代)で有名。(赤絵=赤色を主体とする上絵付けの模様、色絵・錦手ともいい、有田では上絵は赤絵で通用し、上絵付けの職人達が集まっていた町を赤絵町という。有田焼は分業が盛んで、形を作る素地(きじ)屋さんから素地(きじ)を買って下絵を付け、赤絵屋さんで上絵を付けてもらう方法が多くとられており、現在全国にある生産量の多い産地ではこの分業が主流となっています。

波佐見焼=長崎県波佐見町は北へ山一つ隔てた今の佐賀県有田町に続き、磁器の生産が始まったのは江戸初期のこと。他産地と同じく、豊臣秀吉の朝鮮出兵で大名が連れ帰った陶工によって技術がもたらされた。佐賀藩が将軍献上用の窯を築き、有田焼の高級路線を崩さなかったのに対して大村藩は手厚い保護をしなかったため波佐見焼は高い技術を持ちながら生き残りをかけて雑器の大量生産の道を選び日用食器へと方向転換をして高級磁器を捨て、碗や皿を安価で供給した。そして「くらわんか茶碗」の登場である。
低コスト実現の為たゆまない努力と創意工夫は現代でも活かされ良い品が安く販売されているのです。有田焼と言うブランドの影に隠れ「名より実」で現代に息づく。くらわんか茶碗=粗削りでぼってりと分厚く、手にしたらずっしりと重い茶碗。江戸時代前期に登場、呉須で青く染め付けられて、素朴な風合い。くらわんか茶碗の命名は、京都から大阪へ淀川を船が行き来した時代に宿場町の枚方に船が着くと小船が近づき「くらわんかネー」と酒や料理を売りにきたことから、そこで使われた波佐見焼の茶碗を「くらわんか茶碗」と呼んだ。又淀川だけでなく、江戸期の遺跡からも多く出土している事から広い地域で使われていた事がわかる。


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